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商品カテゴリ一覧 > 標本の作成方法

 
羽根を広げ、標本にすることを展翅(てんし)すると言います。
蝶の体が硬くならないうちに作るのがポイントです。


1、三角紙の中の蝶が死んでいることを確認し、取り出します。

2、胸の部分を持って羽根を開き、胴体の真ん中に昆虫針を真っ直ぐに差します。

3、展翅板の溝に、羽根の上面が板に合うところまで針を溝に差します。

4、展翅テープの細い方を使って、展翅板の上方に玉針でテープを止めて、形を整えます。

5、左右の羽根が、型よく決まったら玉針を羽根の間際の所のテープに強く差して動かないようにします。

6、細いテープから出ている部分には、太いテープをかけて、羽根が板の上で波打って反ったりしないよう、テープを玉針で強く止めます。

7、展翅板の上には3週間ほど載せておいて、全体を自然乾燥させます。
充分に乾燥したら、玉針を取り、テープを静かに外します。

8、標本箱に移すときに、日付と場所を書いたラベルを針の下の方に差して、標本箱に入れます。
標本作成において最も重要なことは、データをしっかり付けることです。



昆虫は世界中で一番多くの種類があります。また、太古から行き続けているので、種の保存や環境変化・気象変化への順応や他の生物との共存など、あらゆる知恵を使っています。

昆虫が成虫になる最大の使命は、子孫を反映し、種を保存するために卵を生むことです。
長い長い、卵や幼虫の期間を経て成虫になると、すぐに交尾をし、数多くの卵を生みます。
そして、短い生命が終わり、土に埋もれ、水に入水し、または鳥などに捕食される運命にあります。

標本をこしらえて、大切に保存してあげることは、死ぬべき昆虫を何十年も保存し、慈しむことで、また生かしてあげることになります。

標本を作ることは、自然を学び、自然を愛することの一つの方法であると確信いたします。